多重人格は、正式には人格障害ではなく、「解離性障害」に分類されます。
通常、人間の心の中にはいくつもの人格が存在しているといわれ、あるときは悪人に、あるときは善人になったりしますが、決して悪人や善人だったことを忘れることはありません。
しかし、人によっては、人格の活動の一部を思い出すことができなくなる場合があります。
これは「解離性健忘」といわれ、普通ショックな出来事が起きた後、数日間から数週間の記憶が失われます。
また、知らないうちに家庭や職場から突然失踪して、気付くと知らない場所にいたなどという「解離性遁走(とんそう)」というものもあります。
多重人格においては、二人以上の別の人格が現れ、別の人として会話や行動をします。
それぞれの人格はそのまま成長することもあり、多くの場合、多重人格の中に子供の人格が一人含まれるようです。
これらそれぞれの人格には特に変わった特徴があるとは限らないので、本来の意味での人格障害ではありません。